私自身、60歳で児童福祉分野で転職を試みたものの夢かなわず、現在は福祉人材センターの事務仕事をしています。

 仕事の内容としては、「介護」や「保育」の人材確保が主な役割です。

 正直なところ、介護福祉士は国の政策誘導によりいろいろな事業が展開され順風満帆、今がまさに追い風です。

 潜在介護福祉士の再就業を支援する研修や、介護福祉士を目指す方への就学資金貸付、いろいろな条件を満たせば返還免除など至れり尽くせりです。

 2025年問題が控えている今、介護人材不足の解消に向け、国はあの手この手で介護職を増やそうと躍起です。

 介護福祉士試験の合格率も、外国の方々に門戸を広げるためか、以前は50パーセント程度の合格率が直近2年は連続で70パーセントを超えています。

 こんな状況ですので、介護福祉士を目指している方々は、風向きが変わらぬうちにサクッと資格を取ってしまいましょう。

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 一方、ケアマネは逆風です。

 ケアマネ試験受験者は、前年比で6割以上減。

 合格率は10.1%、5千人にも満たない合格者数、国はケアマネに何を求めているのか?

 ケアマネ試験受験資格者の厳格化も一因でしょうけれど、それだけじゃない。

 受験者資格がたとえあっても、若い人達の目にはケアマネ職は魅力的には映らない、「精神的にきつくて割に合わない仕事、止めとこう」って事になっているんだと思います。

 現職ケアマネだって、ケアマネの資質の向上の名の下に、叩かれ続けると疲弊し燃え尽きてしまいます。

 資格を維持するための時間や費用だってばかになりません。

 実務研修、専門研修Ⅰ・Ⅱ、更新研修、主任ケアマネ研修、もはや国の研修ビジネス?に付き合わされてる気がしないでもない。

 私自身は、何とかケアマネとして60歳定年を迎えられましたが、雇用延長をしてまで続けようとは思えませんでした。

 介護職は外国人に期待、ケアプランはAIに、そんな事を厚労省は考えているのかもしれません。

 私自身、ケアマネという職業には特別の思いがあります。

 今後、世の風向きが変わり、ケアマネが再評価される日を願っています。